全編歌なミュージカル~恋するグリーンフィールドクラブ5
〈独特な音楽の魅力〉
リズミカルで、音が激しく上下するので、音の遊園地でさまざまなアトラクシヨンに乗っているような快感を覚える。
とにかく音の動きが速くて細かい。
歌い手は、微妙にずらしながらシャンソン風に歌ったり、日本語のアクセントと音が合致しないところは歌い方に工夫を凝らしたり。
その技を鑑賞するのもいい。
〈余韻を引くラスト・シーン〉
単純なハッピー・エンドではない。
フランス映画によくあるごとく、問いかけで終わり、答えは観客にゆだねられる。
壁に囚われて物語を終えるデュティユルがヒントとして残すのは、「前向きに生きた」という事実。
そしてカーテン・コールで彼は、「人生は最高」と歌いかけるのだ。
これは、上質の癒しを求める大人にもっとも受け入れられるミュージカルかもしれない。