冷戦後の国際問題
1991年に入って1月17日に湾岸戦争が本格化。
しかも結果的にイラクが大敗しアメリカの世界戦略が功を奏するに至って、ついに中国指導部の世界認識も大きな転換を見せるようになりました。
転換後の中国指導部の世界認識はほぼ次のようなものとなっています。
すなわち、第一には、目下、アメリカは脱冷戦後の「新世界秩序」の形成にあたって、みずから世界で唯一のスーパー・パワーとして指導的な地位に座ろうとしていると見ています。
第ニに、アメリカは自国の強大な軍事力を唯一の支柱とした国際安全保障機構を樹立しようとしており、少なくとも中東地域においては、この構想が固められつつあるとしています。
第三に、アメリカは自国の価値観、とりわけ西洋式の「民主制度」と「市場経済」を至上のものとして全世界に押しつけることで「新世界秩序」の形成にあたろうとしているとします。
東欧とソ連はこのアメリカの戦略によって体制的な変化を引き起こしています。
また中国を含む第三世界に対しても、経済援助や経済協力などを取り引き材料として同様の価値観を押しつけようとしていると見ています。
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